GPT-5が変える仕事の未来──31歳経営者が見た衝撃と希望

高層ビル群のホログラムを操作する女性と、ホログラムに触れるAIロボット、背景には夜景が広がるオフィス

佐々木優です。31歳、IT企業やってます。

昨日の夜、OpenAIがGPT-5を発表したじゃないですか。で、私、マジで震えてるんです。いや、良い意味で。でも同時に「これ、本当にまずいんじゃ…」って思ってる。

新社会人の子たちから最近よく相談されるんです。「AI に仕事取られちゃうんですかね?」って。正直、今まで「大丈夫大丈夫、新しいチャンスも生まれるから」なんて言ってたけど、実際のGPT-5見てから、ちょっと考えが変わりました。

いや、これマジでやばくない?

まず言わせてください。私、この業界12年やってますけど、こんなのは初めて。

GPT-4が出た時も「すげー」って思ったけど、あれはまだ「賢いオウム」って感じだったんです。質問したら、インターネット上の情報を上手に組み合わせて答えてくれる。でも時々嘘つくし、「あー、AIだなー」って分かる部分があった。

でもGPT-5は違う。今朝、試しに弊社の複雑な在庫管理システムの問題について相談してみたんです。そしたら「少し整理させてください」って言われて、3分くらい待たされた後に、めちゃくちゃ的確な改善提案が返ってきた。

私、正直ビビった。だって、それって私が3日間悩んでた問題だったから。

なんか「考えてる」っぽいのが怖い

一番ゾクッとしたのが、GPT-5の「思考プロセス」が見えることなんです。

例えば、「来月の売上予測を立てたい」って聞いたら、「まず過去3ヶ月のデータを分析して…次に季節要因を考慮して…競合の動向も加味して…」って、まるで人間の分析担当者みたいに段階的に考えてる。

で、途中で「あ、でもこの要素も重要ですね」って言って考え直したりする。これまでのAIって「瞬時に答え」が出てたじゃないですか。でもGPT-5は違う。本当に「考えて」る感じがする。

うちの麻紀(23歳)が「これ、人工知能っていうより人工頭脳って感じしませんか?」って言ったんですけど、まさにそれ。

嘘つき問題、かなりマシになった(でも油断は禁物)

これまでAIの一番の問題って、もっともらしい嘘をつくことでした。私も痛い目見たことあります。

去年の話なんですけど、AIに「化粧品業界の2023年トレンド」について調べてもらったんです。で、「○○研究所の調査によると…」って、めちゃくちゃ具体的なデータが返ってきた。数字も細かいし、研究所の名前もそれらしい。

で、そのデータをプレゼン資料に使ったんです。クライアントは大手化粧品メーカー。

結果?その研究所、存在しなかった。データも全部デタラメ。

プレゼン中にクライアントから「この研究所、聞いたことないんですが…」って言われて、その場で調べたら見つからない。もう、穴があったら入りたかった。顔から火が出るってこういうことかと思った。

でも、GPT-5はここが改善されてる。「分からないことは分からない」って言うようになった。「○○については確実な情報が見つからないので、推測での回答になりますがよろしいですか?」みたいに。

ただ、完璧じゃない。先週も弊社のエンジニアが「最新の JavaScript フレームワークについて」聞いたら、存在しないライブラリの名前が混じってた。だから、重要な判断には必ず裏取りが必要。これは変わらない。

私の会社で起きてる変化(リアルな話)

コーディング革命、マジで起きてる

うちのエンジニアチーム、最近様子がおかしいんです。良い意味で。

これまで、新しいWebサイト作るのに最低1週間はかかってたんです。設計して、コーディングして、デバッグして…。でも今日、朝からGPT-5を使い始めてから、半日で完成してしまった。

しかも、品質が下がってない。むしろ上がってる

やすさん(61歳、シニアエンジニア)なんて「私の仕事なくなっちゃうんじゃ…」って最初は不安がってたけど、今は「こんなに創造的な仕事ができるとは思わなかった」って言ってる。

なぜかというと、細かいコーディング作業をAIに任せることで、「どんなユーザー体験を作るか」「どんな価値を提供するか」に時間を使えるようになったから。

でも、全部がうまくいってるわけじゃない

正直に言います。失敗もありました。

今日、ECサイトの決済システムをGPT-5に作ってもらったんです。コード自体は完璧だった。でも、セキュリティ要件の解釈が微妙にズレてて、後から大幅修正が必要になった。(大変でしたよ、お昼も抜きで)

結果的に、人間が最初から作るより時間がかかっちゃった。

あと、AIが生成したコードって、一見完璧に見えるけど、なぜその書き方をしたのかが分からないことがある。だから、後で修正しようとすると結構大変。結局、Claudで作り直しました。

うちの新人たちには「AIのコードをそのまま使わず、必ず理解してから使え」って言ってるんですが、これが結構難しい。理解する前に動いちゃうから、つい そのまま使いたくなる。

これ、普通の会社でも使えるの?

営業チームでの実験

弊社、IT企業だから最先端のツールを試しやすいんですが、一般企業でも使えるのか気になって、友人の会社(不動産業)で実験してもらいました。

営業資料の作成にGPT-5を使ってもらったんです。これまで1つの提案書作るのに丸一日かかってたのが、2時間で完成。しかも、客先のニーズに合わせたカスタマイズも簡単。

友人(営業部長)は「これ、うちの営業マンより優秀じゃない?」って言ってたけど、実際に商談に行くと、やっぱり人間じゃないと分からない部分がある。お客さんの表情とか、言葉の裏にある不安とか。

結局、AIで効率化できる部分と、人間じゃないとダメな部分がハッキリしてきた感じ。

うちの経理のおばちゃんの反応

経理の佐藤さん(55歳、うちに10年いる)に「AI使ってみない?」って提案した時の反応が面白かった。

「私、機械オンチだから…」って最初は嫌がってたんですが、試しに月次レポートの作成を手伝ってもらったら、目をキラキラさせて「これ、すごいわね!」

今日は朝からGPT-5と会話してる。「今月の経費、どう思う?」とか「来月の予算計画、チェックして」とか。

でも佐藤さん、「AIは便利だけど、最終的な判断は人間がしなきゃダメよね」って言うんです。この感覚、すごく大事だと思う。

新社会人のみんなが心配してること

「私たちの仕事、なくなりませんか?」

この質問、本当によく聞かれます。で、正直に答えると「一部はなくなる」。

でも全部がなくなるわけじゃない。変化するんです。

私が新人だった頃(もう10年以上前だけど)、「Excel使えない人は仕事がない」って言われてました。でも実際は、Excelが普及することで、より複雑な分析ができるようになって、新しい仕事が生まれた。

AI時代も同じだと思う。単純作業は自動化されるけど、その分、創造的な仕事や人間らしいコミュニケーションが重要になってくる。

「何を勉強すればいいんですか?」

これも難しい質問。だって、5年後にどんなスキルが必要になるか、正直分からないから。

でも、一つ言えるのは「学び続ける能力」が一番大事だということ。

プログラミング覚えても、AIがコード書いてくれるようになるかもしれない。マーケティング理論覚えても、AIが戦略考えてくれるかもしれない。

でも「新しいことを学ぶのが楽しい」「分からないことがあったら調べる」「失敗しても次に活かす」っていう姿勢があれば、どんな変化にも対応できる。

実際、うちの新人たちの成長スピードがヤバい

今年入社した新人3人、正直言って私の想像を超えてる。

GPT-5を使いこなして、私が1週間かけてやってた作業を1日で終わらせる。しかも、アイデアがめちゃくちゃ斬新。

でも同時に、「なぜそのアイデアが良いのか」を説明するのは苦手だったりする。直感的に「これだ!」って分かるんだけど、論理的に説明できない。

だから最近、「AIに質問する力」と「AIの回答を検証する力」を鍛える研修を始めました。これ、多分これからの時代に必須のスキルになる。

他の会社のAIはどうなの?

Google Gemini、結構いいらしい

友人のマーケティング会社で Google Gemini使ってるんですが、「Google Workspace との連携が神」って言ってました。

Gmail の内容を自動で分析して、返信の下書きまで作ってくれる。しかも、相手に合わせてトーンを調整してくれる。

ただ、時々「なんか Google っぽい回答」になるって。良くも悪くも、無難で優等生的な感じ。

Claude、安全性高いけど…

別の友人(金融系)がClaude使ってるんですが、「安全性は抜群だけど、たまに過保護」って言ってた。

ちょっとリスクのある質問をすると「申し訳ありませんが…」って断られることが多いらしい。コンプライアンス重視の企業には良いかもしれないけど、スタートアップみたいに攻めたい会社には物足りないかも。

結局、どれがいいの?

正直、用途次第。うちでは:

  • クリエイティブな作業:GPT-5
  • データ分析:Gemini
  • 法的なチェック:Claude

みたいに使い分けてる。でも管理が面倒だから、将来的には統合されるか、もっと汎用性の高いものが出てくると思う。

で、結局どうすればいいの?

私なりの答え(でも正解じゃないかも)

新社会人のみんなには、以下のことをお勧めします:

1. とりあえず触ってみる

理論より実践。無料版でもいいから、とにかく使ってみる。私も最初は「何に使えばいいか分からない」状態でしたが、使ってるうちに可能性が見えてきました。

2. 失敗を恐れない

私、GPT-5使い始めてから、失敗の数が増えました。でも、失敗の質が変わった。「小さく早く失敗する」ことで、大きな失敗を避けられるようになった。

3. 人間らしさを忘れない

AI が得意なのは情報処理と論理的思考。でも、創造性や共感力、直感は まだまだ人間の方が上。この部分を磨くことを忘れずに。

正直、私も分からないことだらけ

偉そうなこと言ってるけど、実は私も手探り状態です。会社経営してるから「将来の方向性を示す」のが仕事だけど、内心は「本当にこれでいいのかな?」って思うこともある。

でも、それでいいと思うんです。誰も正解を知らない時代だから、みんなで試行錯誤しながら進んでいくしかない。

一緒に学んでいきませんか?

最後に、お願いがあります。

この記事読んで「なるほど」って思った人も、「この人、分かってない」って思った人も、ぜひ意見を聞かせてください。Twitter でも いいし、直接連絡くれてもかまいません。

私、31歳のおばさんですが、新社会人のみなさんから学ぶことがたくさんあります。特に、AIとの付き合い方については、デジタルネイティブ世代の感覚が参考になる。

一緒に、この激動の時代を楽しみながら乗り切っていきましょう!


追伸

この記事、実はGPT-5にも相談しながら書きました。構成や論理の整理で助けてもらったけど、体験談や感想はもちろん私のオリジナル。こういう使い分けが、これからの「人間とAIの協働」の形なのかもしれません。

でも、もしかすると数年後には「あの頃は人間が文章書いてたんだよね」って笑い話になってるかも。それはそれで面白いかもしれない。

変化を楽しみましょう!


佐々木優
私、佐々木優のプロフ

#GPT5 #AI革命 #仕事の未来 #人工知能 #働き方改革 #DX #AI時代 #生成AI #テクノロジー #未来予測

新社会人の君へ。地図が燃えた世界で、君は何を燃やすのか。

暗闇の中、タイル張りの地面から炎が立ち上り、火の粉が舞っている。

株式会社リミブレイクの佐々木優です。

ねえ、君は、自分の足元にある地面が、音もなく消えてなくなる感覚って、味わったことある?

去年の夏だったかな。蒸し暑い夜で、オフィスには私一人。安物のコーヒーを啜りながら、ぼんやりと新しいAIのデモ画面を見ていたんです。ありきたりな質問を打ち込むと、画面には、淀みなく、美しく、完璧な「答え」が表示された。その瞬間、ゾッとした。恐怖じゃない。なんだろう、高層ビルの屋上から、手すり無しで下を覗き込んだ時みたいな、めまい。

私が10年かけて積み上げてきた「情報を探し、まとめ、分かりやすく伝える」っていうスキルの大部分が、ほんの数秒で、この無機質な箱に代替されていく光景。それが、私の足元の地面が消えた瞬間でした。

君たちは、そんな、地図が燃やされ、コンパスが狂った世界に、社会人として第一歩を踏み出そうとしている。

正直に言う。羨ましいなんて、綺麗事は言わない。大変な時代に生まれてきたな、って思う。でも、同時に、心の底からこうも思うんです。

ああ、なんて面白い時代なんだろう」って。

今日は、そんな、ルールがぐちゃぐちゃに壊れた世界で、君が「君だけのゲーム」をどう創っていくか。その話をします。綺麗事も、建前も、全部なしで。


「正解」がゴミになった日。

昔はね、情報を知っていることが価値でした。誰も知らない情報源を掘り当ててきて、「こんなデータがあります!」ってドヤ顔で上司に報告するのが、デキる若手の仕事だった。

でも、もう終わり。完全に、終わった。

Googleの検索窓に何か打ち込んでみて。一番上に、AIが生成したそれっぽい「答え」が出てくるでしょう? AIO(AI Overview)とかいう、アレ。多くの人は、もうそこで満足してしまう。わざわざ、どこかの会社の、誰が書いたかも分からない記事をクリックしようなんて思わない。ゼロクリック検索。言葉通り、クリックすらされない。私たちの声は、届く前にかき消される。

これは、ただウェブサイトへのアクセスが減る、なんていう生易しい話じゃない。

君や、君の会社が、この世界に「存在しない」ことにされてしまう、という話です。

AIが作る「世界の要約」の中に、君の名前も、君の会社の名前も出てこない。誰も君のことを見つけられない。まるで、最初からそこにいなかったかのように。

笑えないでしょう? 私も笑えない。必死にウェブサイトを作って、ブログを更新して…その努力が、AIという巨大な壁の向こう側に、誰にも見られずに積み上がっていくかもしれないんだから。

じゃあ、どうするの? 諦める?

冗談じゃない。

壁があるなら、よじ登るか、回り込むか、風穴を開けるしかない。そして、その風穴の開け方が、昔とは全く違うってことなんです。


SEO?ああ、それね。…魂、入ってる?

これからはLLMOの時代だ!」とか息巻いてるコンサルタント、最近よく見かけます。LLMO(大規模言語モデル最適化)。要は、AIに好かれるように自分を最適化しましょうね、って話。

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SEOの次はLLMO!AIに好かれるのも大事だけど、私はちゃんと魂を込めて書きたいな。

間違っちゃいない。でも、言葉が軽すぎる。私はこの「最適化」って言葉が、どうにも好きになれないんです。なんだか、AI様のご機嫌を伺う、ただの媚びへつらいみたいで。

私たちがやるべきことは、そんな「最適化」なんていうお行儀のいいものじゃない。

AIが、無視したくても、無視できないほどの「ノイズ」になること。

AIの作った綺麗な要約の世界観を、ぐちゃぐちゃに破壊するほどの「熱量」をぶち込むこと。

これしかないと、私は本気で思っています。

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AIの世界をぶち壊すくらいの熱量、ゆりも共感しちゃう!無視できないノイズになっちゃお!

昔ながらのSEO対策…キーワードを詰め込んで、他のサイトから文章を借りてきて、体裁を整えて…。そんな魂の抜けたコンテンツは、AIにとって最高の「エサ」です。美味しく要約されて、骨の髄までしゃぶられて、引用元として名前すら載らずに捨てられる。

そうじゃない。君にしか書けない、君にしか語れない、

君自身の「何か」はどこにある?

AIは、体験ができない。失敗して、泣きたくなる夜を過ごすこともない。理不尽な上司に怒られて、トイレで一人、拳を握りしめることもない。顧客からの「ありがとう」の一言に、天にも昇る気持ちになることもない。

その、どうしようもなく人間臭い、泥臭い、君だけの「感情の揺らぎ」。それこそが、AIには絶対に生成できない、君だけの価値なんです。小手先のSEOやLLMOなんて、その価値をAIに届けるための「手段」にすぎない。手段を目的化する人間は、いつの時代も、一番最初に淘汰される。


私が、ただの「佐々木さん」から「リミブレイクの佐々木代表」になれた理由。

少し、私の昔話をさせてください。

会社を立ち上げて数年、本当に仕事がなかった。実績もない、コネもない、ただ情熱だけはある、青臭い会社。毎日毎日ブログを書いて、業界のニュースを解説して、自分たちの考えを発信し続けた。でも、誰にも読まれなかった。マジで、誰にも。アクセス解析の画面を見て、溜息をつく毎日。

ある日、心が折れかけて、もうブログなんてやめようかと思ったんです。その時、ふと気づいた。「私、誰の真似してるんだろう」って。有名な経営者や、人気ブロガーの書き方を無意識に真似て、当たり障りのない、どこかで読んだことあるような文章を書いていたんです。

恥ずかしくて、悔しくて、腹が立った。自分自身に。

その夜、全部捨ててやろうと思って、初めて自分の言葉で書いたんです。成功体験じゃない。大失敗したプロジェクトの話。クライアントにこっぴどく怒られて、契約を切られて、チームが崩壊しかけた、思い出したくもないくらい惨めな話。

でも、そこから何を学んだか。どうやって立ち直ろうともがいているか。その、カッコ悪い、生々しい、剥き出しの過程を、全部書いた。

翌朝、その記事に、初めて一件のコメントがつきました。

「すごく正直で、心を打たれました」

って。

あの時の、心臓が鷲掴みにされるような感覚、今でも忘れられません。

あれが、私の会社の「エンティティ(実体)」が生まれた瞬間でした。

「すごい実績のある会社」じゃない。「失敗から学んで、正直にもがいている会社」という、唯一無二の存在として、初めて世界に認識された瞬間。

君にだって、必ずあるはずです。君だけの体験、君だけの失敗、君だけの譲れないこだわり。(E-E-A-T)なんて横文字で考えるから難しくなる。要は、

「お前は、自分の人生をちゃんと生きてるか?」

ってこと。君が本当に体験し、専門性を磨こうともがき、その道のプロとして譲れない一線を持って、嘘偽りなく語っているか。

それを、自分の言葉で、世界に発信するんです。それが、君という人間の「実体」になる。誰にも真似できない、一次情報になる。最初はたった一人にしか届かないかもしれない。いいんです、それで。その一人が、やがて二人になり、十人になる。その小さな熱の伝播こそが、AIの作った無機質な世界に、人間が起こせる唯一のバグなんです。


テクニックの話なんて、本当は最後でいい。

…と、ここまで熱く語っておいてなんだけど、一応、具体的な話もしておきますか(笑)。

AIは文章を「段落(パッセージ)」単位で評価するから、一つ一つの段落で意味が完結するように書くといい、とか。AIに自己紹介するための「LLM.txt」っていう新しい仕組みが始まったよ、とか。

大事ですよ。もちろん、大事。でもね、これらは、あくまで枝葉の話。

料理に例えるなら、最高の食材(君の体験)と、それを調理する情熱(君の想い)があれば、あとは塩コショウ(テクニック)を振るだけで、人の心を動かす一皿は作れるんです。最高のテクニックを駆使しても、肝心の食材が偽物で、想いがこもっていなければ、それはただの、味気ないエサにしかならない。

だから、お願いだから、テクニックに溺れないで。本質を見失わないで。


君は、何色の炎を燃やす?

長々と、偉そうに語ってしまいました。ごめんなさい。

でも、これだけは、心の底から信じているんです。

地図が燃えて、誰もが道に迷っている今だからこそ、君が、君自身の足で、新しい道を作れる。

正解がなくなった今だからこそ、君が、君だけの

「これが私の正解だ」

を、世界に叩きつけられる。

これから君を待っているのは、退屈な作業じゃない。AIに指示を出すだけの仕事でもない。

君という「ブランド」を、この世界にどう打ち立てるかという、壮大なクリエイティブです。

クリックされるな。アクセス数を稼ぐな。そんなものは、もう古い。

検索される人間になれ。君の名前で、ググられる人間になれ。

AIが作った便利な世界。それを使い倒すのは、大いに結構。でも、

決して、AIに「使われる」人間になるな。

君がこの世界に踏み出す、その一歩。それが、新しい地図の、最初の足跡になる。

ようこそ、混沌へ。

さあ、君は何を燃やす?

株式会社リミブレイク 代表取締役社長 佐々木 優

iPhone限定AIアプリの現状を正直にレビューします

この記事のまとめ

  • 結論:Grokは「雑談相手」としては優秀だが、仕事で使うには情報の正確性に懸念あり。
  • 長所:フランクで親しみやすい会話スタイル。AIチャット初心者におすすめ。
  • 短所:最新情報や専門的なデータが古い、または間違っていることがある。
  • 他AIとの違い:安定性のChatGPT、長文のClaudeに対し、Grokは「親しみやすさ」が最大の特徴。

佐々木優が語る「Grok」の可能性と現実のギャップ

こんにちは。IT企業を経営している佐々木優です。

今日は珍しく、プライベートな話から始めさせてください。先週末、大学時代の友人と久しぶりに会ったとき、「最近のAIアプリってどうなの?特にiPhoneで使えるやつ」って聞かれたんです。

「AIなら仕事で散々触ってるよ」と答えたものの、エンターテイメント系のAIアプリって実は全然知らなくて。ちょっと恥ずかしかったですね。それで帰宅後、App Storeでいろいろ探してみることにしました。

そこで出会ったのが「Grok」でした。イーロン・マスクが関わってるAIということは知っていたけれど、スマホアプリがあることは知りませんでした。

期待と現実のギャップが結構大きかった

正直に言うと、最初はかなり期待していました。「さすがイーロン・マスク、きっとすごいものを作ってるんだろう」って。

でも実際にダウンロードして使ってみると…うーん、思っていたのと違うというか。

まず、よく噂で聞いていた「3Dキャラクターとの対話」みたいな機能は見当たりませんでした。私が使っているiPhone 14 Proが古いのかと思って調べてみたんですが、そもそもそういう機能自体がないみたいで。

どこかで「コンパニオンモード」という名前を聞いたような気がしていたんですが、勘違いだったようです。人の記憶って曖昧ですね。

実際に使ってみた感想

それでも、せっかくダウンロードしたので一週間ほど使ってみました。

基本的にはテキストベースのチャットボットという感じで、ChatGPTやBardと似たような使用感です。ただ、回答の傾向が少し違うかな。もう少しフランクというか、砕けた感じの返答が多い印象でした。

私が試したのは主に以下のような用途:

  • 簡単な調べ物
  • ブレインストーミングの相手
  • 英語の文章チェック
  • 軽い雑談

良かった点

意外だったのは、雑談の相手としては結構良かったことです。仕事のストレスとか、今後の事業展開についてとか、なんとなく話し相手が欲しいときに使っていました。

「今日は会議が多くて疲れました」って入力すると、「お疲れ様です。会議続きは本当に大変ですよね。何か気分転換になることはありますか?」みたいな返答が返ってきて、なんとなく気持ちが楽になったり。

ChatGPTだともう少し事務的な感じがするんですが、Grokはもう少し親しみやすい感じがしました。これは個人の感覚なので、人によって違うかもしれませんが。

微妙だった点

一方で、情報の正確性については少し気になることがありました。特に最新の技術情報や市場データについて質問したとき、たまに古い情報や間違った情報が混じっていることがありました。

例えば、「2024年のAI市場規模」について聞いたときの回答が、明らかに2023年の古いデータを基にしているような感じでした。これは仕事で使うには少し不安ですね。

結局、どんな人におすすめ?

一週間使ってみた結論としては、「雑談相手としては良いけれど、仕事には使いにくい」という感じでした。

私みたいに普段からChatGPTやClaude、Bardなどを使い分けている人には、特に新鮮味はないかもしれません。でも、初めてAIチャットボットを使う人には良い入門編になるかも。

特に、以下のような人には向いているんじゃないかと思います:

  • AIチャットボット初心者
  • フランクな会話スタイルが好きな人
  • イーロン・マスクのファン(単純ですが、これも動機としてはありかと)

料金面での考慮

無料でも基本的な機能は使えるので、まずは試してみる分には良いと思います。有料プランもあるようですが、現時点で私は無料版で十分かなと。

月額制のサブスクリプションサービスって、気づいたら結構な金額になってることありませんか?私も定期的に見直しをするんですが、「これ、本当に使ってる?」ってサービスが結構あったりして。

Grokについても、しばらく無料版で様子を見てから判断するのが良いかもしれません。

他のAIサービスとの比較

せっかくなので、普段私が使っている他のAIサービスとも比較してみました。

ChatGPT(OpenAI)

やっぱり安定感はこれが一番です。特に技術的な質問や複雑な文章作成には頼りになります。ただ、少し堅い感じがするのが玉にキズ。

Claude(Anthropic)

私が最近よく使っているのがこれです。長文の処理が得意で、文章の推敲やレビューによく使っています。日本語の自然さも良い感じ。

Bard(Google)

Googleの検索と連携しているので、最新情報が必要なときに便利です。ただ、たまに的外れな回答をすることがあるのが気になります。

Grok

上記3つと比べると、まだ発展途上という印象です。ただ、親しみやすさという点では他にない特徴があるかも。

正直な感想と今後への期待

率直に言うと、現時点でのGrokは「特別すごい」というほどではありませんでした。でも、これは別に悪いことではないと思います。

私が初めてiPhoneを手にしたのは2008年の3Gでしたが、当時は「電話とメールとネットができる程度」でした。それが今では私たちの生活に欠かせないツールになっています。

AIも同じで、今はまだ発展途上ですが、数年後には私たちの想像を超える進化を遂げているかもしれません。

技術者として感じること

私の会社では、AI技術を活用したサービス開発も手がけています。その立場から見ると、現在のAI技術の進歩は本当に目覚ましいものがあります。

ただし、同時に限界も見えてきているのも事実です。特に、情報の正確性や、文脈の理解、そして何より「人間らしさ」という部分では、まだまだ改善の余地があります。

Grokについても、今後のアップデートで大きく改善される可能性があります。イーロン・マスクという人は、良くも悪くも「やりすぎる」傾向があるので、予想外の展開があるかもしれませんね。

まとめ:とりあえず試してみる価値はあり

長々と書きましたが、結論としては「とりあえず無料で試してみる分には損はない」という感じです。

私自身も、今後もしばらく使い続けてみようと思っています。特に、他のAIサービスとの使い分けという観点で、何か新しい発見があるかもしれません。

ただし、期待値は適度に抑えておいた方が良いかも。「革命的な体験」を期待すると、少しがっかりするかもしれません。

最後に個人的な想い

この記事を書きながら思ったのは、AIの進歩って本当に早いということです。2年前には考えられなかったことが、今では当たり前になっています。

私たちIT業界で働く人間は、常に新しい技術にキャッチアップしていく必要があります。時には失敗することもあるし、期待外れのこともある。でも、それも含めて技術の進歩に貢献できているのかなと思います。

Grokも、今はまだ発展途上かもしれませんが、将来的には私たちの仕事や生活を大きく変える存在になるかもしれません。そんな可能性を感じながら、今後も新しい技術に触れ続けていきたいと思います。


佐々木優
2024年7月15日 記

追記: この記事は私の個人的な体験と感想に基づいています。技術の進歩は日進月歩なので、読まれる時期によっては状況が変わっている可能性があります。また、使用感については個人差があることをご理解ください。