【7月2日】新事務所の撮影会で起きた珍事件簿

【メンバー日記】新事務所の撮影会で起きた珍事件簿

~中古マンションの一室で繰り広げられた、OLたちの本音と建前~

みく(25歳・経理担当)のメンバー日記

今日は会社の新事務所(って言っても中古マンションの一室なんだけど)での撮影会でした。

何の撮影か?って??

私達、リミブレイクのLPに載せるスタッフ紹介ページに載せる写真なんです。

正直、最初は「またー?」って思ってたんですが、予想を遥かに超える一日になってしまって…。今のうちに記録しておかないと、絶対に忘れちゃいそうなので日記に残しておきます。

朝9時:集合時間なのに誰も来ない現実

汗をかきながら驚いた表情を見せるメガネの少女。背景は日差しの差し込む室内。
クーラーのない部屋で暑さに耐える少女の姿。夏の厳しい暑さを感じさせる一枚です。AIが描いたイメージです。

約束の時間は9時だったのに、実際にメンバーが揃ったのは9時半過ぎ。これってうちの会社あるあるですよね。みんな「ちょっと遅れます」のLINEを送ってくるんだけど、結局全員遅刻という。

新事務所は築25年のマンションの3階。エレベーターはあるけど、なんか微妙に狭くて、みんなで荷物持って上がるの大変でした。部屋に入った瞬間の感想は「うーん、思ったより狭い」。でも、大きな窓があって光は入るし、まあ悪くないかな。

先輩の社員食堂のシェフ(27歳)が「ここで10人も撮影するの?」って言ってたけど、私も同じこと思った。物理的に厳しくない?

10時:メイク戦争勃発

パウダールーム(って言ってもただの洗面所)に10人が殺到。案の定、鏡の取り合いが始まりました。結さん(26歳)が「私、朝からメイクしてきたから大丈夫です」って言ってたけど、結局みんなと同じように鏡の前で化粧直ししてる。女子って正直だなあ。

さゆりが持参したメイクボックスがプロ級で、みんなから「すごーい」の嵐。私なんてドラッグストアのアイシャドウパレット一個だけ。格差を感じる瞬間です。

洗面所で聞こえてきた会話: 「昨日の合コンの話、どうなったの?」 「あー、あの人?連絡来てないから脈なしかも」 「でも写真は盛れてたよね」

朝からこのテンション。今日一日が思いやられる…。

ここで予想外の真実が発覚!!

鏡に殺到したのは「本当は誰も化粧していなかった

11時:衣装選びという名の品定め大会

みんな「普段より少しだけおしゃれ」な服装で来てるはずなのに、なぜか更衣室(元々の寝室)で着替え大会が始まりました。麻紀なんて、スーツケース一個分の衣装を持参。「迷っちゃって」って言ってるけど、明らかに気合入りすぎでしょ。

仕事以外はトレーナーにジーパンが多い麻紀)

私は無難に白いブラウスとネイビーのタイトスカートにしたんだけど、みゆきに「みくちゃん、それ地味すぎない?」って言われてちょっとムッとした。でも確かに、他のみんなと比べると保守的かも。

かずみの花柄ワンピースは本当に可愛くて、思わず「どこのブランドですか?」って聞いちゃった。「ZARA」って答えてくれたけど、私が着ても絶対似合わないやつ。体型の差って残酷。

花柄のワンピースを着た金髪の少女がオフィスで笑顔を見せている。
明るいオフィスで笑顔を見せる花柄ワンピースの少女。親しみやすく爽やかな印象を与えるシーンです。AIが描いたイメージです。

12時:カメラマンの微妙な反応

眼鏡をかけた講師風の男性キャラクターがカメラの前で収録テストを行っている様子。マイクやPCも見える。
動画収録のテストを行う講師風キャラクター。マイクとカメラを使った配信環境が整っています。AIが描いたイメージです。

撮影を任されたやすさん、最初はプロフェッショナルな感じだったんだけど、だんだん表情が曇ってきました。理由は明らか。狭い部屋に10人の女性が入ると、物理的に撮影が難しいんです。

「えーっと、もう少し後ろに下がっていただけますか」 「そちらの方、少し左に…あ、でも壁があるので無理ですね」

やすさんの困った顔を見てると、なんだか申し訳なくなってきました。でも、これって事前に分かってたことじゃない?なんで会社は下見しなかったんだろう。

12時30分:事件発生

休憩時間に麻紀がコーヒーを飲もうとして、手が滑って隣にいた夢子の白いシャツにぶちまけてしまいました。

「きゃー!」「大変!」「誰かタオル!」

みんなで大騒ぎ。でも正直、私はちょっとホッとした部分もありました。だって、緊張してた空気が一気に和んだから。夢子も最初は「えー」って顔してたけど、みんなが必死に対処してくれるのを見て笑ってました。

「まあ、こういうこともあるよね」

この一言で、現場の空気が完全に変わりました。

13時:カオス撮影の始まり

濡れたシャツ事件をきっかけに、なぜか「完璧な撮影」から「面白い撮影」にコンセプトが変更。誰が決めたわけでもないのに、自然とそうなってました。

リビングにあった観葉植物(前の住人が置いていったやつ)を使って「オフィスジャングル」なるものを作成。みんなで植物の葉っぱを持ってポーズ。客観的に見ると完全におかしいんだけど、その時は楽しくて仕方なかった。

ゆり先輩が「私たち、何してるんだろうね」って笑いながら言ってたのが印象的。でも、誰も止めようとしない。むしろエスカレートしていく一方。

14時:椅子積み上げ事件

スーツ姿の女性が、複数の椅子が崩れ落ちる場面に驚いているアニメ風イラスト。
突然椅子が崩れ落ち、驚きの表情を浮かべる女性の姿。アクシデントの一瞬を切り取った印象的なシーンです。AIが描いたイメージです。

狭い部屋で「高さ」を出すために、折りたたみ椅子を3段重ねにして撮影することになりました。今思えば、明らかに危険だったんですが、その時は誰も冷静じゃなかった。

案の定、椅子が崩れて結ちゃんが床に座り込む形に。幸い怪我はなかったけど、スカートがめくれ上がって…。田中さんが慌てて目を逸らしてたのが印象的でした。

「大丈夫?」「怪我してない?」

みんなでユイちゃんを心配したんだけど、本人は「恥ずかしい」って顔を真っ赤にしてました。可愛いなあ、22歳。私もあの頃はもう少し可愛らしい反応してたのかな。

15時:社長登場でヒヤッと瞬間

一番盛り上がってる時に、なぜか社長が突然現れました。事前連絡なし。みんな一瞬フリーズ。

「楽しそうですね」

腕を組んで怒った表情を浮かべる眼鏡の女子学生。背景には家庭的なリビングが広がる。
家庭的なリビングで怒った表情を見せる女子学生。表情と雰囲気が印象的な日常の一コマです。AIが描いたイメージです。

「やばい!!」

全員が凍り付いた…

社長は穏やかな口調だが目が怒っている💦

「皆、今日はリミブレイクのプロフ用の写真撮影でしょ?それが、なぜ…私服なのかしら?」

「それは…」

一同は下を向いてしまった。

「それにね、すっぴんで職場に来るとは何事なの?それとも…」

社長がにやりと笑った。

腕を組んで自信満々に笑う眼鏡の女子学生。背景には家庭的なリビングが広がる。
余裕の笑みを浮かべる女子学生。家庭的なリビングを背景に、彼女の強い個性と自信が際立っています。AIが描いたイメージです。

「げっ!!!」

社長は「今日からリミブレイクは「下着販売メーカー」に変えようかしら?」

それから鋭い目で

「全員下着で撮影しなさい!!]

「ご、ごめんなさい!!」

「申し訳ありませんでした」でしょう?

「は、はい!!」

私たちは全員、ものすごいスピードでロッカーにしまってあった、オフィスレディの制服に着替えた。

16時:撮影終了、そして反省会

なんだかんだで撮影終了。みんなでお疲れ様のお茶タイム。狭い部屋だから、コンビニで買ったペットボトルのお茶を床に座って飲む感じ。なんか学生みたい。

「今日って何の撮影だったっけ?」ってさゆりさんが言い出して、みんなで爆笑。確かに、最初の目的を完全に見失ってた。

結先輩が「でも、たまにはこういうのも良いよね」って言ってくれて、なんとなくみんなも納得した雰囲気。私も楽しかったのは事実だし。

17時:帰り道での本音

ゆり先輩と一緒に駅まで歩いてる時に、ぽろっと本音が出ました。

「正直、ちょっと疲れた」 「わかる。でも、みんなで騒げて楽しかったよね」 「うん。ただ、やすさんの視線がちょっと…」 「あー、気になった。でも悪い人ではないと思うけど」

そうなんです。全体的には楽しかったけど、微妙にモヤモヤする部分もあった。特にやすさんの反応とか、写真をどう使うのかとか。そういえば、結さんの婚約者の龍二君。終始無言だったな。私達を見て何も感じないのかな?

夜:家で冷静になって思うこと

シャワーを浴びて、一人になってから今日のことを振り返ってみました。楽しかったのは間違いないけど、「これって本当に会社の広報写真として適切だったのかな?」という疑問も湧いてきます。

SNSで「映える」写真を撮ることが重視される時代だから、こういう企画になったんだと思うけど、私たちって「商品」扱いされてない?そう考えると、ちょっと複雑な気持ちになります。ゆりさんの「イメージガールは「見せてなんぼ。芸は売っても身は売るな」」の言葉が頭に浮かんだ。

そうだ、私も一時はゆりさんにあこがれて、イメージガールを目指してここに来た。あの頃から、私のあこがれはゆりさんだった。だから、今回の撮影も「商品扱い」ではないはずだ。もし、そうならゆりさんが黙ってはいないだろう。

「これでいいんだよね…」

でも、普段は事務作業ばかりで、みんなでワイワイする機会って意外と少ないから、そういう意味では良い機会だったかも。麻紀ちゃんなんて、普段はおとなしいのに今日は積極的だったし。

明日からの心配事

明日会社に行って、今日の写真を見せられるのがちょっと心配。やすさんがどんな写真を選んで、どう加工するのか。私たちの「素」の部分まで写っちゃってるかもしれないし。

それと、他の部署の人たちにどう説明すれば良いのかも悩みどころ。「撮影会楽しかった」って言うのは簡単だけど、実際は結構カオスだったし。

結論:複雑だけど、嫌いじゃない

今日一日を通して感じたのは、会社のイベントって「建前」と「本音」のバランスが難しいなということ。最初は「きちんとした広報写真を撮りましょう」っていう建前だったのに、気がついたら本音の部分が全面に出てしまった。

でも、それが必ずしも悪いことだとは思いません。普段見えない同僚の一面を知ることができたし、チームワークも深まった気がします。ただ、境界線は大切だなとも思いました。

明日、会社でみんなとどんな話をするのか、今から楽しみです。きっと「昨日は大変だったね」って笑い話になるんだろうな。

そして、次回もし同じような企画があったら?正直、微妙なところです。楽しかったけど、もう少し計画的にやりたいかも。

追記: 結先輩からLINEで「お疲れさまでした!楽しかったです」って送られてきました。みんな同じ気持ちなのかな。明日が楽しみです。


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