佐々木優です。31歳、IT企業やってます。
昨日の夜、OpenAIがGPT-5を発表したじゃないですか。で、私、マジで震えてるんです。いや、良い意味で。でも同時に「これ、本当にまずいんじゃ…」って思ってる。
新社会人の子たちから最近よく相談されるんです。「AI に仕事取られちゃうんですかね?」って。正直、今まで「大丈夫大丈夫、新しいチャンスも生まれるから」なんて言ってたけど、実際のGPT-5見てから、ちょっと考えが変わりました。
いや、これマジでやばくない?
まず言わせてください。私、この業界12年やってますけど、こんなのは初めて。
GPT-4が出た時も「すげー」って思ったけど、あれはまだ「賢いオウム」って感じだったんです。質問したら、インターネット上の情報を上手に組み合わせて答えてくれる。でも時々嘘つくし、「あー、AIだなー」って分かる部分があった。
でもGPT-5は違う。今朝、試しに弊社の複雑な在庫管理システムの問題について相談してみたんです。そしたら「少し整理させてください」って言われて、3分くらい待たされた後に、めちゃくちゃ的確な改善提案が返ってきた。
私、正直ビビった。だって、それって私が3日間悩んでた問題だったから。
なんか「考えてる」っぽいのが怖い
一番ゾクッとしたのが、GPT-5の「思考プロセス」が見えることなんです。
例えば、「来月の売上予測を立てたい」って聞いたら、「まず過去3ヶ月のデータを分析して…次に季節要因を考慮して…競合の動向も加味して…」って、まるで人間の分析担当者みたいに段階的に考えてる。
で、途中で「あ、でもこの要素も重要ですね」って言って考え直したりする。これまでのAIって「瞬時に答え」が出てたじゃないですか。でもGPT-5は違う。本当に「考えて」る感じがする。
うちの麻紀(23歳)が「これ、人工知能っていうより人工頭脳って感じしませんか?」って言ったんですけど、まさにそれ。
嘘つき問題、かなりマシになった(でも油断は禁物)
これまでAIの一番の問題って、もっともらしい嘘をつくことでした。私も痛い目見たことあります。
去年の話なんですけど、AIに「化粧品業界の2023年トレンド」について調べてもらったんです。で、「○○研究所の調査によると…」って、めちゃくちゃ具体的なデータが返ってきた。数字も細かいし、研究所の名前もそれらしい。
で、そのデータをプレゼン資料に使ったんです。クライアントは大手化粧品メーカー。
結果?その研究所、存在しなかった。データも全部デタラメ。
プレゼン中にクライアントから「この研究所、聞いたことないんですが…」って言われて、その場で調べたら見つからない。もう、穴があったら入りたかった。顔から火が出るってこういうことかと思った。
でも、GPT-5はここが改善されてる。「分からないことは分からない」って言うようになった。「○○については確実な情報が見つからないので、推測での回答になりますがよろしいですか?」みたいに。
ただ、完璧じゃない。先週も弊社のエンジニアが「最新の JavaScript フレームワークについて」聞いたら、存在しないライブラリの名前が混じってた。だから、重要な判断には必ず裏取りが必要。これは変わらない。
私の会社で起きてる変化(リアルな話)
コーディング革命、マジで起きてる
うちのエンジニアチーム、最近様子がおかしいんです。良い意味で。
これまで、新しいWebサイト作るのに最低1週間はかかってたんです。設計して、コーディングして、デバッグして…。でも今日、朝からGPT-5を使い始めてから、半日で完成してしまった。
しかも、品質が下がってない。むしろ上がってる。
やすさん(61歳、シニアエンジニア)なんて「私の仕事なくなっちゃうんじゃ…」って最初は不安がってたけど、今は「こんなに創造的な仕事ができるとは思わなかった」って言ってる。
なぜかというと、細かいコーディング作業をAIに任せることで、「どんなユーザー体験を作るか」「どんな価値を提供するか」に時間を使えるようになったから。
でも、全部がうまくいってるわけじゃない
正直に言います。失敗もありました。
今日、ECサイトの決済システムをGPT-5に作ってもらったんです。コード自体は完璧だった。でも、セキュリティ要件の解釈が微妙にズレてて、後から大幅修正が必要になった。(大変でしたよ、お昼も抜きで)
結果的に、人間が最初から作るより時間がかかっちゃった。
あと、AIが生成したコードって、一見完璧に見えるけど、なぜその書き方をしたのかが分からないことがある。だから、後で修正しようとすると結構大変。結局、Claudで作り直しました。
うちの新人たちには「AIのコードをそのまま使わず、必ず理解してから使え」って言ってるんですが、これが結構難しい。理解する前に動いちゃうから、つい そのまま使いたくなる。
これ、普通の会社でも使えるの?
営業チームでの実験
弊社、IT企業だから最先端のツールを試しやすいんですが、一般企業でも使えるのか気になって、友人の会社(不動産業)で実験してもらいました。
営業資料の作成にGPT-5を使ってもらったんです。これまで1つの提案書作るのに丸一日かかってたのが、2時間で完成。しかも、客先のニーズに合わせたカスタマイズも簡単。
友人(営業部長)は「これ、うちの営業マンより優秀じゃない?」って言ってたけど、実際に商談に行くと、やっぱり人間じゃないと分からない部分がある。お客さんの表情とか、言葉の裏にある不安とか。
結局、AIで効率化できる部分と、人間じゃないとダメな部分がハッキリしてきた感じ。
うちの経理のおばちゃんの反応
経理の佐藤さん(55歳、うちに10年いる)に「AI使ってみない?」って提案した時の反応が面白かった。
「私、機械オンチだから…」って最初は嫌がってたんですが、試しに月次レポートの作成を手伝ってもらったら、目をキラキラさせて「これ、すごいわね!」
今日は朝からGPT-5と会話してる。「今月の経費、どう思う?」とか「来月の予算計画、チェックして」とか。
でも佐藤さん、「AIは便利だけど、最終的な判断は人間がしなきゃダメよね」って言うんです。この感覚、すごく大事だと思う。
新社会人のみんなが心配してること
「私たちの仕事、なくなりませんか?」
この質問、本当によく聞かれます。で、正直に答えると「一部はなくなる」。
でも全部がなくなるわけじゃない。変化するんです。
私が新人だった頃(もう10年以上前だけど)、「Excel使えない人は仕事がない」って言われてました。でも実際は、Excelが普及することで、より複雑な分析ができるようになって、新しい仕事が生まれた。
AI時代も同じだと思う。単純作業は自動化されるけど、その分、創造的な仕事や人間らしいコミュニケーションが重要になってくる。
「何を勉強すればいいんですか?」
これも難しい質問。だって、5年後にどんなスキルが必要になるか、正直分からないから。
でも、一つ言えるのは「学び続ける能力」が一番大事だということ。
プログラミング覚えても、AIがコード書いてくれるようになるかもしれない。マーケティング理論覚えても、AIが戦略考えてくれるかもしれない。
でも「新しいことを学ぶのが楽しい」「分からないことがあったら調べる」「失敗しても次に活かす」っていう姿勢があれば、どんな変化にも対応できる。
実際、うちの新人たちの成長スピードがヤバい
今年入社した新人3人、正直言って私の想像を超えてる。
GPT-5を使いこなして、私が1週間かけてやってた作業を1日で終わらせる。しかも、アイデアがめちゃくちゃ斬新。
でも同時に、「なぜそのアイデアが良いのか」を説明するのは苦手だったりする。直感的に「これだ!」って分かるんだけど、論理的に説明できない。
だから最近、「AIに質問する力」と「AIの回答を検証する力」を鍛える研修を始めました。これ、多分これからの時代に必須のスキルになる。
他の会社のAIはどうなの?
Google Gemini、結構いいらしい
友人のマーケティング会社で Google Gemini使ってるんですが、「Google Workspace との連携が神」って言ってました。
Gmail の内容を自動で分析して、返信の下書きまで作ってくれる。しかも、相手に合わせてトーンを調整してくれる。
ただ、時々「なんか Google っぽい回答」になるって。良くも悪くも、無難で優等生的な感じ。
Claude、安全性高いけど…
別の友人(金融系)がClaude使ってるんですが、「安全性は抜群だけど、たまに過保護」って言ってた。
ちょっとリスクのある質問をすると「申し訳ありませんが…」って断られることが多いらしい。コンプライアンス重視の企業には良いかもしれないけど、スタートアップみたいに攻めたい会社には物足りないかも。
結局、どれがいいの?
正直、用途次第。うちでは:
- クリエイティブな作業:GPT-5
- データ分析:Gemini
- 法的なチェック:Claude
みたいに使い分けてる。でも管理が面倒だから、将来的には統合されるか、もっと汎用性の高いものが出てくると思う。
で、結局どうすればいいの?
私なりの答え(でも正解じゃないかも)
新社会人のみんなには、以下のことをお勧めします:
1. とりあえず触ってみる
理論より実践。無料版でもいいから、とにかく使ってみる。私も最初は「何に使えばいいか分からない」状態でしたが、使ってるうちに可能性が見えてきました。
2. 失敗を恐れない
私、GPT-5使い始めてから、失敗の数が増えました。でも、失敗の質が変わった。「小さく早く失敗する」ことで、大きな失敗を避けられるようになった。
3. 人間らしさを忘れない
AI が得意なのは情報処理と論理的思考。でも、創造性や共感力、直感は まだまだ人間の方が上。この部分を磨くことを忘れずに。
正直、私も分からないことだらけ
偉そうなこと言ってるけど、実は私も手探り状態です。会社経営してるから「将来の方向性を示す」のが仕事だけど、内心は「本当にこれでいいのかな?」って思うこともある。
でも、それでいいと思うんです。誰も正解を知らない時代だから、みんなで試行錯誤しながら進んでいくしかない。
一緒に学んでいきませんか?
最後に、お願いがあります。
この記事読んで「なるほど」って思った人も、「この人、分かってない」って思った人も、ぜひ意見を聞かせてください。Twitter でも いいし、直接連絡くれてもかまいません。
私、31歳のおばさんですが、新社会人のみなさんから学ぶことがたくさんあります。特に、AIとの付き合い方については、デジタルネイティブ世代の感覚が参考になる。
一緒に、この激動の時代を楽しみながら乗り切っていきましょう!
追伸
この記事、実はGPT-5にも相談しながら書きました。構成や論理の整理で助けてもらったけど、体験談や感想はもちろん私のオリジナル。こういう使い分けが、これからの「人間とAIの協働」の形なのかもしれません。
でも、もしかすると数年後には「あの頃は人間が文章書いてたんだよね」って笑い話になってるかも。それはそれで面白いかもしれない。
変化を楽しみましょう!
佐々木優
私、佐々木優のプロフ