【No1】ブログ初心者が必ずぶつかる5つの壁と乗り越え方【体験談と実践策】

こんにちは。IT企業を経営している佐々木優と申します。

「毎日記事を書いているのに、全然収益が上がらない…」 「もう半年も続けているのに、アクセス数が一向に増えない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は私も、会社を立ち上げる前にブログ運営を始めたとき、同じような壁にぶつかって何度も挫折しそうになりました。深夜まで記事を書いて、翌朝アクセス解析を見ては「また今日も0円か…」とため息をついていた日々を、今でもはっきりと覚えています。

でも、振り返ってみると、あの時感じていた「壁」には明確なパターンがあったんです。そして、その壁を一つずつクリアしていくことで、ブログは確実に成長していきました。

今回は、私自身の体験と、これまで多くのブロガーさんたちと関わってきた中で見えてきた「ブログ初心者が必ずぶつかる5つの壁」について、リアルな体験談を交えながらお話ししたいと思います。

もしかすると、あなたが今感じている「うまくいかない感」も、実はその壁の正体を知ることで解決の糸口が見つかるかもしれません。


第1の壁:モチベーションという名の見えない敵

私が体験した「やる気の枯渇」

ブログを始めて最初の3ヶ月、私は本当に真面目に取り組んでいました。毎日2時間は必ず時間を作って、週に3記事は必ず投稿する。そんなルールを自分に課していたんです。

でも、3ヶ月経っても収益はゼロ。アクセス数も1日10人程度。 「私には才能がないのかな…」と思い始めた頃、会社の同僚に愚痴をこぼしたことがありました。

その時、先輩から言われた言葉が今でも心に残っています。 「優ちゃん、それって普通だよ。私の友達も1年続けてやっと月1万円だった。でも2年目で急に伸びたって言ってた」

その瞬間、「あ、私だけじゃないんだ」って思えたんです。それまでは自分の能力不足だと思い込んでいたけれど、実はこれが「普通の経過」だということを知って、少し気持ちが楽になりました。

なぜモチベーションが下がるのか

冷静に分析してみると、モチベーション低下には明確な理由がありました。

期待値と現実のギャップが大きすぎる YouTubeやSNSで「ブログで月100万円!」みたいな成功事例ばかり見ていると、自分も3ヶ月くらいで結果が出るんじゃないかって期待してしまうんですよね。でも実際は、最初の半年は本当に地道な土台作りの期間。この認識のズレが一番の原因だと思います。

孤独感が半端ない 一人でパソコンに向かって記事を書いている時間って、正直めちゃくちゃ孤独です。「本当にこの方向で合ってるのかな?」「誰も読んでくれていないんじゃないかな?」そんな不安が頭をよぎります。

成果が見えにくい 普通の仕事だと、頑張った分だけ何かしらの反応がありますよね。でもブログって、記事を書いても即座に反応があるわけじゃない。この「やりがいの感じにくさ」が続くと、だんだん心が折れてきます。

私が実践した「モチベーション維持法」

1. 仲間を見つける これは本当に効果的でした。私の場合、地元のコワーキングスペースで開催されていた「ブロガー交流会」に参加したんです。最初は人見知りで行くのが嫌だったけれど、思い切って参加してみたら、同じような悩みを抱えている人がたくさんいました。

特に印象的だったのは、「私も8ヶ月間収益ゼロだったけど、9ヶ月目で急に月3万円になった」という先輩ブロガーさんの話。リアルな体験談を聞けたことで、「継続すれば必ず結果は出るんだ」という確信を持てました。

2. 小さな成功体験を積み重ねる 大きな目標だけを見ていると挫折しやすいので、小さなマイルストーンを設定しました。

  • 1週間連続で記事を投稿できた → 自分へのご褒美にケーキを買う
  • 10記事達成 → 好きな本を1冊買う
  • 初めてコメントをもらった → 家族に報告して一緒に喜ぶ
  • 月間1000PV達成 → ちょっと良いランチを食べに行く

こういう小さな「お祝い」を設定することで、継続するのが楽しくなりました。

3. 数字以外の指標も大切にする アクセス数や収益だけに注目していると、どうしても落ち込んでしまいます。なので、それ以外の指標も意識するようにしました。

  • 記事を書くスピードが上がった
  • 文章力が向上した(家族や友人からの感想で実感)
  • 新しい知識が身についた
  • タイピングが早くなった

こうした「副次的な成長」も立派な成果だと認識することで、継続する意味を感じられるようになりました。

4. 「なぜブログを始めたのか」を定期的に思い出す 私の場合、「将来的に場所に縛られない働き方をしたい」「自分の経験を誰かの役に立てたい」という思いでブログを始めました。収益が出ない時期でも、この「原点」を思い出すことで、モチベーションを回復させていました。


第2の壁:作業量という現実的な問題

「量より質」の落とし穴

ブログを始めたばかりの頃、私は「量より質」という言葉を信じて、1記事に1週間もかけていました。完璧な記事を書こうと思って、何度も書き直しを繰り返していたんです。

でも、半年経っても記事数は20記事程度。アクセス数は全然増えないし、検索結果にも表示されない。その時、ブログ運営の先輩から言われたのが、「優ちゃん、まずは数を書かないと始まらないよ」という言葉でした。

量が必要な理由を身をもって実感

検索エンジンに認識されるまでに時間がかかる これは後から知ったことですが、Googleが新しいサイトを適切に評価するまでには、ある程度の記事数と時間が必要なんです。20記事程度では、まだ「評価の土俵」にも立てていない状態でした。

自分の「得意分野」が見えてこない 少ない記事数だと、どんなテーマで書くのが自分に向いているのか、読者に響くのかが分からないんです。私の場合、50記事くらい書いた時点で、「IT系の話よりも、働き方や時間管理についての記事の方が反応が良い」ということに気づきました。

ライティングスキルが向上しない 文章を書くスキルって、やはり数をこなさないと上達しません。最初の頃の記事を今読み返すと、「何が言いたいのか分からない」文章ばかりで、本当に恥ずかしくなります。

現実的な作業量の目安

私の経験と、周りのブロガーさんたちの話を総合すると、以下のような目安が見えてきました。

記事数の目安

  • 30記事まで:練習期間。とにかく「書くこと」に慣れる
  • 50記事まで:自分の得意分野や文体が固まってくる
  • 100記事まで:検索流入が少しずつ増え始める
  • 150記事以上:安定したアクセスと収益化の基盤ができる

ただし、これはあくまで目安で、ジャンルや記事の質によって大きく変わります。

更新頻度について 私が実際に試行錯誤した結果、「週2〜3記事」が最も継続しやすいペースでした。

毎日更新は確かに理想的ですが、仕事をしながらだと正直キツイ。逆に週1記事だと、なかなか成果が見えづらい。週2〜3記事なら、平日の夜1〜2時間と休日の午前中を使えば十分書けます。

1記事あたりの文字数 最初は「とにかく長く書けば良い」と思って、5000文字とか8000文字の記事ばかり書いていました。でも、長すぎる記事は読者に負担をかけるし、自分も疲れてしまいます。

色々と試した結果、2500〜4000文字程度が最も読まれやすく、書く側の負担も適度だと感じています。大切なのは文字数ではなく、「読者の悩みを解決できているか」です。

作業効率を上げるコツ

1. 記事のテンプレートを作る 毎回ゼロから考えると時間がかかるので、記事の型を決めました。

1. 問題提起(読者の悩み)
2. 結論(解決策の概要)
3. 理由・根拠(なぜその解決策が有効なのか)
4. 具体例・体験談
5. まとめ(行動を促す)

この型に沿って書くことで、記事作成時間が半分以下になりました。

2. ネタ帳を作る 思いついたときにメモしておくネタ帳は必須です。私はスマホのメモアプリを使って、日常生活の中で「これブログに書けそう」と思ったことをすぐにメモしています。

3. 書く時間を固定化する 「時間ができたら書こう」だと、結局書かずに終わってしまいます。私は平日の朝6時〜8時をブログ時間として固定しました。朝の方が頭がスッキリしているので、集中して書けます。


第3の壁:記事の質という永続的な課題

「良い記事」の基準が分からない迷い

記事数を増やしていくうちに、次に立ちはだかったのが「質」の壁でした。100記事くらい書いても、アクセスが伸びない記事ばかり。「一体、何が足りないんだろう?」と悩む日々が続きました。

その時、思い切って上位表示されている記事を徹底的に分析してみることにしたんです。自分の記事と何が違うのか、一つ一つ比較検討してみました。

衝撃的だった「競合分析」の結果

読者目線が圧倒的に足りなかった 上位記事を読んでいて最初に気づいたのが、「読者の気持ち」への配慮の違いでした。

例えば、私が「ブログの始め方」について書いた記事では、技術的な手順ばかりを説明していました。でも上位記事を見ると、「初心者の不安」に寄り添った内容になっているんです。

  • 「設定が難しそうで不安ですよね。でも大丈夫です」
  • 「私も最初は同じことで悩みました」
  • 「この部分でつまづく人が多いので、画像で詳しく説明しますね」

こういう「共感」と「安心感」が、私の記事には完全に欠けていました。

情報の網羅性が全然違った 私の記事:「ブログの始め方」→ WordPressの設定方法のみ 上位記事:「ブログの始め方」→ 設定方法+初期設定+最初の記事の書き方+収益化の基本+よくある失敗例

上位記事は、読者が「次に知りたいこと」まで先回りして書かれているんです。私の記事は、読者に「で、設定の後はどうすればいいの?」という疑問を残したまま終わっていました。

具体性のレベルが段違い 私:「SEOを意識しましょう」 上位記事:「タイトルには狙うキーワードを左側に入れ、32文字以内にまとめましょう。例えば『ブログ 始め方』で狙う場合は…」

私の記事は抽象的すぎて、実際に何をすればいいのか分からない内容ばかりでした。

記事の質を劇的に改善させた方法

1. リード文で読者の心を掴む 記事の最初の部分(リード文)を徹底的に改善しました。

改善前: 「今回はブログの始め方について説明します。初心者の方でも分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。」

改善後: 「『ブログを始めてみたいけど、設定が難しそう…』『失敗したらどうしよう…』そんな不安を抱えていませんか?実は私も最初は同じ気持ちでした。パソコンが苦手で、WordPressという言葉すら知らない状態からのスタート。でも今では月10万PVのブログを運営しています。この記事では、当時の私のような初心者の方でも安心してブログを始められるよう、つまづきやすいポイントを画像付きで丁寧に解説します。」

この変更だけで、記事の最後まで読んでもらえる確率が明らかに上がりました。

2. 見出し構成を論理的に整理 PREP法(Point-Reason-Example-Point)を意識した構成に変更しました。

例:「在宅ワークで集中できない理由と対策」という記事の場合

H2: 在宅ワークで集中できない3つの理由(Point)
H3: 理由1:環境の問題
H3: 理由2:時間管理の問題  
H3: 理由3:モチベーションの問題

H2: それぞれの具体的な解決策(Reason)
H3: 環境改善の具体的方法
H3: 時間管理のコツ
H3: モチベーション維持法

H2: 私が実際に試した結果(Example)
H3: 失敗例と学び
H3: 成功例と効果

H2: まとめ:今すぐできる行動(Point)

このように論理的な流れを作ることで、読者にとって理解しやすい記事になりました。

3. 体験談を積極的に盛り込む データや理論だけでなく、自分の実体験を具体的に書くようにしました。

例えば、「時間管理術」の記事では: 「ポモドーロ・テクニックを試してみたところ、最初の1週間は逆に疲れました。25分で区切られることにストレスを感じて、集中できませんでした。でも2週間目からは慣れてきて、今では1日の作業効率が1.5倍になっています。特に文章を書く作業との相性が良く、この記事も4ポモドーロ(約2時間)で書き上げました。」

こういう「リアルな失敗と成功」を書くことで、読者との距離が縮まり、信頼感も生まれます。

4. 競合記事の「穴」を見つけて埋める 上位記事を分析する際、「この記事に足りない情報は何か?」を常に考えるようにしました。

例えば、「ブログ 収益化」で検索した時、上位記事の多くがアドセンスとアフィリエイトの基本的な説明で終わっていました。でも実際にブログを始めた人が次に知りたいのは、「どのASPに登録すればいいのか」「どんな商品を選べばいいのか」といった、より具体的な情報だと思ったんです。

そこで私は、「実際に月5万円稼ぐまでの道のり」を時系列で詳しく書いた記事を作成しました。この記事が後に、そのキーワードで3位まで上がりました。

5. 読みやすさを徹底的に追求 内容が良くても、読みにくければ意味がありません。以下の点を意識して記事を見直しました。

  • 1文は60文字以内
  • 漢字とひらがなのバランス(漢字2:ひらがな8程度)
  • 段落は3〜4行で区切る
  • 箇条書きや表を積極的に使用
  • 適度に画像を挿入

特に、スマホで読む人が多いことを考慮して、「スマホ画面で見やすいか」を必ずチェックするようにしました。


第4の壁:SEO対策という技術的な課題

SEOに対する完全な誤解

ブログを始めて1年くらい経った頃、「やっぱりSEOを勉強しないとダメなのかな」と思い始めました。でも当時の私は、SEOについて完全に間違った認識を持っていたんです。

「SEO = 小手先のテクニック」 「検索エンジンを騙すような技術」 「難しいHTMLやCSSの知識が必要」

実際にSEOの勉強を始めてみると、これらは全部間違いでした。本当のSEOは、「読者にとって価値のあるコンテンツを、検索エンジンに正しく理解してもらうための技術」だったんです。

私が最初にやった間違ったSEO対策

キーワードの詰め込み 「ブログ 始め方」で上位表示させたくて、記事中に何度もそのキーワードを入れまくりました。読み返すと本当に不自然で、読者のことを全く考えていない文章になっていました。

タイトルの後付け 記事を書き終わってから、「どんなキーワードで狙おうかな」と考えてタイトルを決めていました。これだと記事の内容とタイトルがズレてしまい、読者の期待を裏切る結果になります。

被リンク対策という名の自作自演 「被リンクが重要」という情報を鵜呑みにして、自分で複数のブログを作って相互リンクを張ったりしていました。今思えば、完全に時間の無駄でした。

本当に効果があったSEO対策

1. キーワード選定の重要性を理解 記事を書く前に、必ず「どんなキーワードで検索されたいか」を決めるようにしました。

具体的な手順:

  1. 書きたいテーマを決める
  2. そのテーマで実際に検索してみる
  3. 上位記事の内容と検索ボリュームを確認
  4. 自分が戦えそうなキーワードを選定
  5. そのキーワードを意識して記事を書く

例えば、「ブログ 始め方」は競合が強すぎるので、「ブログ 始め方 主婦」「ブログ 始め方 WordPress 初心者」といった、より具体的なキーワードを狙うようにしました。

2. タイトルタグの最適化 タイトルは検索結果で最初に目に入る部分なので、特に力を入れました。

効果的だったパターン:

  • 数字を入れる:「5つの方法」「3ステップで完了」
  • 感情に訴える:「失敗しない」「簡単に」「初心者でも」
  • 具体性を出す:「2024年版」「実体験レポート」

また、重要なキーワードはできるだけタイトルの前半に持ってくるようにしました。

3. 内部リンクの活用 これは想像以上に効果的でした。関連する記事同士をリンクで繋ぐことで、読者の滞在時間が伸び、検索エンジンからの評価も上がりました。

内部リンクのコツ:

  • 自然な文脈の中でリンクを張る
  • 「こちらの記事もご覧ください」ではなく、具体的な内容を示すアンカーテキストを使う
  • 記事の最後に関連記事をまとめて紹介する

4. メタディスクリプションの最適化 検索結果でタイトルの下に表示される説明文も重要でした。ここで読者の興味を引けるかどうかで、クリック率が大きく変わります。

良いメタディスクリプションの例: 「ブログ初心者の私が月10万円稼げるようになるまでの具体的な手順を、失敗例も含めて正直にお話しします。WordPressの設定から収益化まで、実際の画面を見ながら学べます。」

5. 画像のalt属性設定 これは意外と見落としがちですが、画像にalt属性(代替テキスト)を設定することで、検索エンジンに画像の内容を伝えることができます。

また、視覚障害のある方がスクリーンリーダーを使って記事を読む際にも、alt属性があることで内容を理解してもらえます。これも大切な読者への配慮の一つです。

SEO効果を測定する方法

Googleサーチコンソールの活用 これは必須ツールです。どんなキーワードで検索されているか、検索順位はどのくらいか、クリック率はどうかなど、詳細なデータを確認できます。

私は週1回、サーチコンソールをチェックして、以下の点を確認しています:

  • 新しく流入しているキーワード
  • 順位が上がった/下がった記事
  • クリック率が低い記事(タイトルやメタディスクリプションを改善)

Googleアナリティクスでの分析 ページビューや滞在時間、直帰率などを確認して、読者の行動を分析しています。特に、滞在時間が短い記事は内容を見直すようにしています。

初心者がやるべきSEO対策の優先順位

  1. キーワード選定(最重要)
  2. タイトルタグの最適化
  3. 見出しタグ(H2、H3)の適切な使用
  4. 内部リンクの設置
  5. 画像のalt属性設定
  6. メタディスクリプションの作成
  7. ページ表示速度の改善

この順番で取り組めば、確実に検索順位は改善します。逆に、技術的に難しいことや、効果が不確実な施策に時間をかけすぎるのは避けた方が良いと思います。


第5の壁:収益の安定化という最終課題

月5万円の壁で立ち止まった日々

ブログを始めて2年半、ようやく月5万円程度の収益が安定するようになりました。「やっと軌道に乗った!」と喜んでいたのですが、3年目に入った頃、大きな問題に直面しました。

Googleのアルゴリズムアップデートです。

ある日突然、主力記事の検索順位が圏外に飛ばされ、月収が5万円から8,000円まで急落。あの時の絶望感は、今でも忘れられません。「2年半の努力が水の泡になった…」と、本気で落ち込みました。

でも、この経験があったからこそ、「SEOだけに依存するリスク」を痛感し、収益源の分散化に本気で取り組むようになったんです。

私が実践した収益安定化戦略

1. 収益源の多角化

アドセンス + アフィリエイト + 自社商品 最初はアドセンスとAmazonアソシエイトだけでしたが、徐々に収益の柱を増やしていきました。

  • Googleアドセンス:月1〜2万円(安定性◯、単価×)
  • ASPアフィリエイト:月3〜10万円(変動大、単価◯)
  • note販売:月1〜3万円(安定性△、利益率◯)
  • オンライン講座:月5〜15万円(変動大、利益率◯)

複数の収益源があることで、一つがダメになっても全体への影響を最小限に抑えられるようになりました。

ASPの複数登録と案件の分散 特定のASPや案件に依存しすぎないよう、以下のような分散を心がけました:

  • A8.net:物販系の案件中心
  • afb:美容・健康系
  • もしもアフィリエイト:Amazon・楽天
  • バリューコマース:大手企業案件

同じ商品でも複数のASPで扱っている場合があるので、報酬率を比較して最も条件の良いものを選ぶようにしています。

2. 集客経路の多様化

SEO以外の集客チャネル構築 Googleアップデートの影響を受けにくくするため、SEO以外の集客方法も並行して育てました。

Twitter(現X)の活用 最初は「ブログの宣伝ばかりしてはダメ」と思って、日常のつぶやきばかりしていましたが、それだとフォロワーも増えないし、ブログへの流入も期待できませんでした。

試行錯誤した結果、以下の比率が最も効果的でした:

  • 有益な情報提供:50%
  • 個人的な体験談・失敗談:30%
  • ブログ記事の紹介:20%

「失敗談」が意外と反応が良くて、「ブログ運営で月5万円稼ぐまでに犯した7つの失敗」というスレッドは、3万以上のいいねをいただきました。

3. 固定ファンの育成

キャラクター性の確立 最初は「完璧なブロガー」を演じようとしていましたが、それだと個性が出ず、記憶に残らないブログになってしまいました。

そこで思い切って、自分の「ダメな部分」も含めて発信するようにしたんです。

  • 朝起きるのが苦手で、何度も早起きに挫折している話
  • 整理整頓が下手で、デスク周りがいつも散らかっている話
  • IT企業の社長なのに、実はExcelが苦手な話

こういう「等身大の自分」を見せることで、読者との距離が一気に縮まりました。コメントでも「私も同じです!」「親近感が湧きます」といった反応をいただけるようになり、リピーターが確実に増えました。

コメント返信とSNSでの交流 これは時間がかかる作業ですが、ファン作りには欠かせません。ブログのコメントには必ず返信するようにし、TwitterでもできるだけリプライやDMに返信しています。

特に印象的だったのは、「優さんのブログを読んで、私もブログを始めました!」というメッセージをいただいた時。その方とは今でも交流が続いていて、お互いの記事をシェアし合ったりしています。

メルマガとLINE公式アカウントの活用 ブログだけだと、読者との接点が限定的になってしまいます。そこで、より密な関係を築けるメルマガとLINE公式アカウントも始めました。

メルマガでは:

  • ブログでは書ききれなかった詳しい話
  • 読者限定の特典やプレゼント
  • 個人的な近況報告

LINE公式では:

  • ブログ更新の通知
  • 簡単なアンケートや質問受付
  • イベントや講座の案内

これらのツールを使うことで、ブログ読者との関係をより深く、長期的なものにできました。

収益安定化で学んだ重要なこと

1. 短期的な成果に一喜一憂しない 月収が10万円を超えた時は本当に嬉しかったのですが、翌月に5万円に下がった時は落ち込みました。でも、長期的に見ると右肩上がりの成長を続けていることに気づいたんです。

収益の変動は自然なことで、重要なのは「平均値が上がっているか」「新しい収益源を育てられているか」ということだと学びました。

2. 読者との信頼関係が最重要 テクニックや戦略も大切ですが、最終的に収益を支えているのは「読者との信頼関係」だと実感しています。

信頼があれば:

  • 記事を最後まで読んでもらえる
  • 紹介した商品を検討してもらえる
  • SNSでシェアしてもらえる
  • 新しい企画に参加してもらえる

この信頼関係は一朝一夕で築けるものではありませんが、誠実に情報発信を続けることで必ず構築できます。

3. 自分にしか書けない内容を見つける 競合が多い分野でも、「自分だけの切り口」を見つければ差別化できることが分かりました。

私の場合、「IT企業社長」という肩書きを活かして:

  • 経営者目線でのブログ運営論
  • 技術的な背景を持つ人のマーケティング視点
  • 会社経営とブログ運営の両立体験談

こうした「他の人には書けない内容」が、私のブログの強みになっています。


あなたが今すぐできる行動計画

ここまで長々と私の体験談を交えながらお話ししてきましたが、「結局、何から始めればいいの?」と思われているかもしれません。

最後に、今のあなたの状況に応じた具体的な行動計画をお伝えします。

現在の状況別・次にやるべきこと

ブログを始めたばかり(記事数10記事未満)の方

まずは「継続すること」が最優先です。質や収益のことは一旦忘れて、週2記事のペースで記事を書くことに集中してください。

具体的にやること:

  1. 書きたいテーマを10個リストアップ
  2. 毎週火曜日と金曜日に記事を投稿する習慣作り
  3. 1記事2000文字以上を目標に
  4. 記事を書いた後は必ずSNSで投稿

記事数は増えたけど反応がない(10〜50記事)の方

記事の質に問題がある可能性が高いです。過去記事の見直しと、競合分析に時間を投資しましょう。

具体的にやること:

  1. 自分の記事の中で最もアクセスが多い記事を特定
  2. その記事のキーワードで検索して上位記事を分析
  3. 上位記事と自分の記事の違いを明確化
  4. 不足している情報を追加してリライト
  5. 新記事は必ず競合分析をしてから書く

アクセスは増えたけど収益化できない(50記事以上)の方

マネタイズの仕組み作りに取り組む時期です。読者との信頼関係を維持しながら、適切な収益化を進めましょう。

具体的にやること:

  1. 読者アンケートを実施して悩みやニーズを把握
  2. その悩みを解決できる商品・サービスをリサーチ
  3. ASP登録(A8.net、afb、もしもアフィリエイト)
  4. 自然な形で商品紹介記事を作成
  5. メルマガやLINE公式アカウントの準備

ある程度の収益はあるけど不安定(月1〜5万円)の方

収益の安定化と拡大に向けた基盤作りの段階です。

具体的にやること:

  1. 収益源の分析(どの記事・商品が稼いでいるか)
  2. 稼いでいる記事のテーマを深掘りした関連記事作成
  3. SNSでの発信強化(特にTwitter)
  4. 他のASPや収益化手段の検討
  5. 読者との交流機会を増やす(コメント返信、SNS交流)

挫折しそうになった時の対処法

私自身、何度も「もうやめようかな…」と思った経験があります。そんな時に効果的だった方法をお伝えします。

1. 「why」を思い出す なぜブログを始めたのか、その理由を改めて考えてみてください。収益だけでなく、「誰かの役に立ちたい」「自分の経験を共有したい」といった気持ちも含めて。

2. 小さな成功を見つける 数字に現れない成果にも目を向けてください。「文章を書くのが早くなった」「新しい知識が身についた」「読者からコメントをもらえた」、そんな小さな変化も立派な成果です。

3. 仲間を作る 一人で頑張り続けるのは本当に大変です。SNSでもオフラインでも構いません。同じような状況の仲間を見つけて、励まし合える関係を作ってください。

4. 休憩も必要 完璧主義になりすぎず、時には休むことも大切です。私も月に1〜2回は、「今日はブログのことは考えない日」を作っています。


最後に:あなたのブログ人生はこれから始まる

長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

私がここまで書いてきた「5つの壁」は、決して乗り越えられない壁ではありません。正しい方向性で努力を続ければ、必ず乗り越えられる壁です。

実際、私の周りでブログを成功させている人たちは、皆さん同じような壁を経験しています。そして、その壁を乗り越えた時の達成感や、読者の方から「ありがとう」というメッセージをいただいた時の喜びは、何物にも代えがたいものです。

今、あなたがどの壁の前に立っているかは分かりませんが、その壁は必ず乗り越えられます。そして、乗り越えた先には、今想像している以上の景色が待っています。

もし途中で迷った時や、誰かに相談したくなった時は、私のTwitterにでも気軽にメッセージを送ってください。同じ道を歩んできた先輩として、できる限りのアドバイスをさせていただきます。

あなたのブログ人生が、素晴らしいものになることを心から応援しています。

一緒に頑張りましょう!


よくある質問と私の答え

読者の方からよくいただく質問に、私なりの答えをお伝えします。

Q1. 半年続けても収益ゼロです。才能がないのでしょうか?

これは本当によく受ける質問です。私の答えは「才能は関係ありません」。

半年で収益ゼロは、決して珍しいことではありません。私自身も8ヶ月間は収益がほぼゼロでした。重要なのは、この期間に「基盤」をしっかり作れているかどうか。

記事数、記事の質、SEOの基本設定、読者との関係性…これらの土台がしっかりしていれば、ある時点で急に成果が出始めます。逆に、これらが不十分だと、1年経っても2年経っても結果は出ません。

今一度、自分の記事を客観的に見直してみてください。上位記事と比較して何が足りないのか、読者目線で価値のある内容になっているか。その分析をした上で改善を続ければ、必ず結果はついてきます。

Q2. 何記事くらい書けば収益化できますか?

これも数字を求めたくなる気持ちは分かりますが、「記事数」だけでは答えられない質問です。

ただ、目安として私の経験をお伝えすると:

  • 30記事:ようやくブログの方向性が見えてくる
  • 50記事:検索流入が少しずつ増え始める
  • 100記事:月1〜3万円程度の収益化が可能
  • 150記事以上:月5万円以上の安定収益が見込める

でも、これはあくまで「質の高い記事」を書いた場合の話。適当に書いた200記事より、読者の悩みを真剣に解決しようとした50記事の方が、はるかに価値があります。

大切なのは記事数よりも、「一つ一つの記事に読者への愛情を込められているか」だと思います。

Q3. 記事の質を上げる具体的な方法を教えてください

私が実践している「質の高い記事」を書くためのチェックリストをお伝えします。

記事を書く前

  • ターゲット読者を明確化(年齢、性別、悩み、知識レベル)
  • 競合記事を最低3つは分析
  • 「この記事を読んだ後、読者にどうなってほしいか」を明確化

記事を書いている時

  • 冒頭で読者の悩みに共感を示す
  • 結論を先に提示する
  • 自分の体験談を具体的に盛り込む
  • 専門用語は必ず説明を加える
  • 長い文章は箇条書きや表で読みやすく

記事を書いた後

  • 音読してリズムを確認
  • スマホ画面で読みやすさをチェック
  • 家族や友人に読んでもらって感想を聞く
  • 1週間後に改めて読み返して修正

特に最後の「1週間後の見直し」は効果的です。時間を置くことで、客観的に自分の記事を評価できるようになります。

Q4. 初心者でもできるSEO対策を具体的に教えてください

SEOと聞くと難しく感じるかもしれませんが、初心者がやるべきことは実はシンプルです。

最優先でやること(今日から可能)

  1. タイトルに狙うキーワードを入れる
  2. 見出し(H2、H3)にもキーワードを自然に含める
  3. 画像にはalt属性(代替テキスト)を設定
  4. 記事の最初に「この記事で分かること」を明記
  5. 関連記事への内部リンクを2〜3個設置

慣れてきたらやること

  1. メタディスクリプション(検索結果の説明文)を設定
  2. カテゴリーとタグを整理
  3. サイトマップを作成・送信
  4. ページ表示速度を改善

私が最初にSEOで効果を感じたのは、実は「内部リンク」でした。関連記事同士をリンクで繋ぐことで、読者の滞在時間が伸び、検索順位も自然と上がりました。

技術的に難しいことをする必要はありません。「読者にとって分かりやすく、検索エンジンにも理解しやすい記事」を心がけるだけで、SEO効果は十分得られます。

Q5. 安定収入を得るために最も重要なことは何ですか?

私の経験から言うと、「読者との信頼関係の構築」が最も重要です。

SEOのテクニックや収益化の手法はいくらでもありますが、最終的に商品を購入してくれるのは「あなたを信頼している読者」です。

信頼関係を築くために私が意識していること:

  • 自分が実際に使ったことのない商品は紹介しない
  • デメリットも正直に伝える
  • 読者のコメントには必ず返信する
  • SNSでも積極的に交流する
  • 定期的に読者アンケートを実施して声を聞く

短期的には、いろいろなテクニックで収益を上げることもできるかもしれません。でも、長期的に安定した収益を得るためには、「この人が言うなら試してみよう」と思ってもらえる信頼関係が不可欠です。

そして、この信頼関係は一度築けば、Googleアップデートやプラットフォームの変化があっても、あなたを支えてくれる強固な基盤になります。


佐々木優 IT企業代表取締役 ブログ運営歴4年、月間10万PV達成 Twitter: @LimiBreak

この記事があなたのブログ人生の一助となれば幸いです。質問やご相談があれば、お気軽にSNSでお声がけください。




この記事について

執筆者:佐々木 優
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企画・取材:miku
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この記事は、ITコンサルティングを専門とする 株式会社リミブレイク が運営するメディアとして、独自の取材と分析に基づき制作されました。

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